今回の特徴として、 医療連携に関する事項についての所定点数や加算の新設が多いことがわかります。 療養病棟や有床診療所の入院基本料には、 自院の一般病棟や介護系施設、 在宅患者等も含め転院・入院した場合に、 入院初日から14日間または7日間の初期加算が新設されましたし、 退院調整加算についても種類が増えました。
また、 救急搬送患者の早期転院についても、 新たに地域連携受入加算が新設され、 患者を出す側・受ける側の双方で点数が算定できるようになっています。
この連携の輪の中には、 病院以外に介護系施設や在宅患者なども含まれていることから、 これから行われていく「医療連携」は、 従来の「病病連携」だけでなく、 あらゆる機能の施設を対象としていることを意味します。